hty4126の日記

大学生になりきりたい

機種変更いたしました

5年間を共に歩んだ彼女に別れを告げました

 

 

更新が遅れました。GWだったので、実家に帰っていました。

 

アパートに戻ると、三角コーナーの片付け忘れが賑やかになってたので、泣きながら掃除しました。

 

帰ってきてすぐにコンタクトを外していて良かったと、心の底から思いました。

シンクにちらほら見える動くものを、眼鏡をかけて見てみる勇気はなかったです。

 

ゴム手袋と熱湯は偉大です。ぼえもです。

 

 

 

大学生になったので、5年間共に歩んできたAndroidのAn子と、別れる決意を決めました。

 

初めてスマートフォンを買った日から、2度ほどデータが飛びながらも、私の人生を彩ってきたAn子。

色は私のクールさを表す青色です。

Androidなので、スマホケースにも恵まれず、買った当初のアクリルケースだけで乗り切った5年間。

 

 

4年目になると、勝手にデータが消える、もしくは逆にデータが増える(?)という進化を遂げていましたが、5年目になると更にパワーアップし、いきなりフリーズし、電源を落とさざるを得なくなるなど、その無邪気さを遺憾なく発揮していました。

 

 

年々そのお茶目さを増してきたAn子に、限界が近いこともわかっていたのです。

そこでついに、An子に別れを告げることにしました。

 


An子を連れて立ち寄った携帯ショップには、最新式のスマホがずらりと並べられています。

煌びやかなその姿は、5年前のAn子の姿と、どこか似ていました。

 

「本日はどうなさいました?」

「えっと……機種変更で来たんですが…」

 

店員さんと相談している間にも、An子と私は、最後の瞬間を惜しむように、手を取り合っていました。

 

「何かご希望の機種などはありますか?」

iPhoneとか、ちょっといいなーとは思ってます」

 


すぐ本体が熱くなってしまう、照れ屋さんだったAn子。

どんなにケースが割れ、データが飛んでも、画面だけは傷一つ付かなかったAn子。

バックアップを取る、最後の瞬間まで、パソコンとの接続をスムーズにしてくれなかったAn子。

 


もしかしたら彼女は、私と離れたくなかったのかもしれません。

 

「では、iPhone8ご購入ということで…」

「はい、よろしくお願いします」

 

 

新しく手にしたiPhoneは、目も眩むほどの輝きを放っていました。

あぁ、やっぱり早くiPhoneにすべきだった。Androidはケースも無いし…と考えている私の手に握られたAn子を、店員さんが見ました。

 

「古い方の機種は、こちらでお預かりもできますが…」

 

そのとき、手の中のAn子と目が合ったような気がしました。

目に明るいような青色が、まるで泣いているように見えます。

 

「……いえ、持って帰ります」

 

思わずそう口に出していました。

私も彼女と同じで、離れがたかったのかもしれません。

 

 

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そしてこちらが、新しくお呼びしたiPhoneのアイ美です。

色は私の殺気を表す赤にしました。赤いので他のiPhoneより3倍も速いです。

 


An子との引継ぎ式も無事に終了したので、これからは彼女を幸せにしてあげたいと思います。