カビとの全面戦争となりました
新しい部屋で一人暮らしを始めて二か月、部屋が徐々にカビに侵されてきました。
LINEアイコンを芸人のふかわりょうさんにしているので、大学で仲良くなった人に「もしかして、ふかわりょうの…?」と言われます、ぼえもです。
とにかくこの部屋は湿気がスゴいのです。こんなの内見のときには聞かされていません。
敷いている小洒落たカーペットも明らかにじっとりしています。
私にはいつも座る定位置があるのですが、そこに黒カビが生えました。
クッションを敷いていたのですが、クッションを突き抜けた湿気が、最下層にあるカーペットにアタックしたのでしょうか。
とにかく、カーペットがライフで受けてしまったみたいです。
それとも、私の股の湿気が悪いのでしょうか。
もちろんゴリラは毛が濃いです。ゴリラですので。
座っているだけで加湿器としての存在を果たせるのは、逆に称えるべき稀有な生き物なのではないでしょうか。
しかし、私は湿気を望んでいません。
ファイルや本の表紙はことごとく「ぺローン」となってしまいます。
「ぺローン」です。もう我慢なりません。
そこで私は、カビとの全面戦争に持ち込む形にしました。
まずカーペットを引っぺがし丸洗いし、天日干し。
そして最寄りのスーパーで湿気取りを親の仇のように買い込んで、部屋のいたるところに設置しました。
店員さんもきっと「親の仇のように湿気取りを買うやつ」だと認識してしまったことでしょう。
これからは来店するたびに、裏でコソコソと「親の仇きた!」と呼ばれます、きっと。
湿気取りを置き終わると、とどめのようにエアコンの「除湿」をONにしました。
これでもう私は無敵です。無敵ゴリラです。
余談ですが、カーペットを引っぺがしている最中や、部屋の隅々に湿気取りを設置している間、バリエーション豊富な蜘蛛に出会いました。
「サカナクションの曲でも踊ってたくらいだからきっと良いやつだろう」という理由だけで、蜘蛛は野放しにしています。
今は同棲相手としてカウントしているので、実質はゴリラと蜘蛛のシェアハウスです。
文字面だけ見ると地獄だったので、生活の質を上げたいと嘆きながら終わりにしたいと思います。
明日もきっと良い日でしょう。窓の外で土砂降りが、干しているタオルをびしょびしょにしている音がします。クソです。
おやすみなさい。